近年のチャイナリスクやタイリスクなどの理由から、生産拠点を最低賃金の低いカンボジア・ラオス・ミャンマーのメコン諸国に移転先として注目を浴びております。その中でも、カンボジアは、最も魅力的な移転先となっています。
日系企業会社登録数 日本からの投資額は、中国や韓国と比較するとまだまだ低い状態が続いています。一方で、商業省の登録数(QIP/有限責任会社/駐在員事務所等)は、2014年は単年で200社を超えております。カンボジアは、日系企業の進出ラッシュであり、魅力的な移転先として注目を浴びています。

又、2011年に登録数が急激に増加していますが、理由としてミネベア(小型モーター)が2011年12月に自社工場を稼働させたことが、大きく影響していると思われます。住友電装(自動車用ワイヤーハーネス)、矢崎総業(自動車部品)やデンソー(自動車部品)が後を追って工場を稼働せました。

日系金融機関は、2012年に三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行がプノンペンに駐在事務所を開設し、後を追ってみずほ銀行も駐在事務所を開設しました。

今までは、日系企業の中でも製造業の進出が、一歩リードしてきました。しかし、中間所得層の増加に伴い、個人消費の活発化が見込まれるカンボジアでは、イオンが2014年6月にプノンペンで同国最大級のショッピングモールをオープンさせました。今後、日系の飲食業や小売業の進出増加が期待されます。

日系企業の投資傾向

東南アジア地域内で活躍しています日系企業は、生産・販売両面で複数の拠点展開を行っています。そして、既存生産拠点を有効的に活用し、経済発展を続ける東南アジアで、内需ビジネス展開を含めた域内戦略の再構築を本格的に進めています。

メコン川諸国内に残された数少ない投資フロンティアであるカンボジアは、日系企業にとって魅力的な投資環境です。日本は、中国や韓国と比較すると直接投資額は低い状態が続いていますが、イオンのカンボジア進出を足掛かりに、製造業の進出だけでなく飲食業や小売業の進出増加が期待されます。
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