カンボジアは、東南アジアのメコン諸国内で、外資への規制が比較的穏やかな国です。近年、生産拠点として、国際分業の受け皿として、又、市場として、注目されています。
→カンボジア経済特区について
  政治 宗教 人口
※2014年
GDP
※2014年
年間GDP成長率
※2014年
GDP(1人当り)
※2014年
在留邦人数
※2014年
タイ 立憲君主制 仏教 6,722万人 3,738億ドル 0.7% 5,561ドル 64285人
ベトナム 社会主義共和制 仏教 9,073万人 1,862億ドル 6.0% 2,052ドル 13,547人
ラオス 人民民主共和制 仏教 689万人 118億ドル 7.5% 1,708ドル 677人
ミャンマー 大統領制、共和制 仏教 5,372万人 648億ドル 8.5% 1,198ドル 1,330人
カンボジア 立憲君主制 仏教 1,541万人 167億ドル 7.0% 1,084ドル 2,270人
《参照》 The World Bank 外務省『平成27年 海外在留数調査統計』

カンボジアは、タイ(バンコク)とベトナム(ホーチミン)の中間地点に位置しています。人口約1,540万人、仏教徒が95%で、感情表現が豊かで明るく、勤勉で向上心が有り前向きな国民性です。日本政府の積極的な支援も有り、カンボジアの人々は、日本に対して好印象を持っています。

カンボジアは、老人が少なく、生産年齢人口が多い状態です。豊富な労働力により高い経済成長が期待されています。特に、人口構成のうち、25歳以下が60%を占める人口ボーナス状態です。働く世代の拡大による経済成長に伴う中間層の増加から、消費市場としても関心が高まっています。カンボジアの1人当りのGDPは、1,084ドル(2014年)です。一方で、プノンペン市内に限れば、2,500~3,000ドルとも言われています。2014年6月には、プノンペン市内に日系大手量販店のイオンモールがオープンし、日系企業も多数出展しました。

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投資先としてカンボジアの最大の特徴は、”外資への規制”、”外国為替の規制”が比較的緩やかで、制度面での制約が少ないことです。非製造業であっても、おおむね外資100%での進出が可能です。進出時に、当局から所定の認可が取れれば、6年間~最長9年間の法人税免除も得られます。

”外国為替の規制”が緩やかであるため、カンボジア国内の決算を米ドル建てでも認められています。海外からの借入に際しても、特別の規制は有りません。カンボジアは、東南アジアのメコン諸国内で、特に外資企業が進出しやすい国です。

外資100%の容認 / 資金送還の制限無 / ビザ取得が容易 / 法人税20% / 特別減価償却 / 輸出入税免除 / 価格統制無 / 為替統制無 / 貿易制限無 / 無差別・非国営化

  カンボジア ラオス ミャンマー ベトナム
法人税 ・利益が出るまでの期間免除
その後も、業種により最長8年間免除
・投資先地域のインフラ整備状況により免除条件が異なり、最長10年免除
・純利益を事業拡大のために投資する場合、次の会計年度の法人税が免除される
・事業開始より、連続する5年間免税
さらにミャンマー共和国連邦に利益が有る場合、投資事業の成否に応じた期間の減免
・優遇税率を適用(10%~20%)
・加えて、一定要件を満たす企業に最長4年間免除、最長9年間半減
関税 ・輸入される資本財及び原材料の免税または減税
・輸出関税を100%免税
・生産や建設に必要な設備、機械、輸送機器、及び、投資案件に直接かかわる輸送機器の輸入関税の免除
・また、加工した後、再輸出される原材料及び中間財の輸入関税は免税
・事業建設期間中に使用する、機械、設備、機器、機械部品、予備部品、および材料について、輸入関税を免税
・建設完了後、最初の3年間の生産に使用される原材料の輸入関税を減税
・固定資産及び非国内製造建設資材の輸入関税免除
・投資奨励事業における原料、物資、部品は、生産開始時より5年間輸入関税免税
法人税率 20% 24%
※タバコの製造、輸入、供給業は26%
25% 25%
《参照》国際機関日本アセアンセンター (株)国際協力銀行

地理的優位性

投資先としてカンボジアのもう一つの魅力は、『地理的優位性』が挙げられます。カンボジアを中心として地図を見た場合、成長著しい東南アジア各国(ラオス、ミャンマー・ベトナム・タイ・フィリピン)、先進国と言って差し支えのないマレーシア・シンガポールなどを含めた中心に位置しています。カンボジアは、2015年末に発足するASEAN経済共同体(AEC)の全ての中心都市へ、1時間半~2時間のフライトで行ける抜群の立地です。

カンボジアは、タイ・ベトナムを結ぶ南部経済回廊が通じており、メコン経済圏の産業動脈として期待されています。そして、将来的にミャンマーからインド洋まで繋がる構想が有ります。カンボジアは、AECの発展と共に、経済回廊を通して人や物の移動に伴う大きな経済波及効果も期待されています。
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